自閉症と知的障がい児の”宝物”持ち歩き。~声掛けと解決策~

自閉症児と家族の日常

この記事では
自閉症、発達障がい、知的障がい育児で
”持ち歩いていた大切な宝物”を紹介。

こう坊が心穏やかならもちろんOK。
でも社会性を考えた上で
”持ち歩き”を少しづつ解決した
内容を記事にしました。

懐かしい本が出てきた

2025年夏。
掃除中に懐かしい本たちが出てきた。

ハリボテに見えますよね。
当時こう坊が寝た後、夜遅くに妻ちゃんと
テープでひたすら修理した最高の思い出の本です。
残してあるだけでも、修理した本は40冊ありますね。

修理できずに諦めた残骸も多数発見!

2018年三歳頃~本が宝物になった

2歳の宝物は無事卒業しました。コチラで紹介↓

自閉症児「こう坊」の宝物はずっと一緒_2歳
この記事では自閉症、発達障がい、知的障がい育児で”持ち歩いていた大切な宝物”を紹介。今となっては親が手放せない不思議な小...

三歳頃
療育支援センターという支援施設に通い出したころ
電車の本にこだわりを見せ始めた。

とにかくずっと持っていたい。

本が宝物すぎて、困り事が増えた

本が少しめくり癖がつくと、嫌がってページを破る。
破れた事に気づき、パニックになる悪循環。

親はテープを持ち歩き、即修理。
カオスな毎日でした。

両手に6冊も持ち歩く”こだわり”があった事も。
手から離れるとパニックでふんぞり返って大泣き。
落としたら、すぐに本を拾う役がいましたw

お店で、家の玄関で、車の中で、どこでもいつでも
大変で困り果てていた事を思い出します。

理由は調べてもよく分かりません。
自閉症児や知的障がい児がモノを持ち歩くのは
ぼちぼち見る光景です。
こだわりが強いってのもあるでしょう。
理由もなく安心するって感じもします。

どうしても持っていけない場所があり、
(例えばプール。砂場。トイレなど

こう坊のこだわりを尊重しつつも
コントロールして宝物を置いてほしい気持ちがありました。

解決案~肝心どころだけバックに置いていく~

妻ちゃんのアイディア。
支援施設に行く時だけ車の中に、
『透明バックに本を入れて』置いていく作戦を選択。

こう坊は不安でパニックになりますが

帰ってきたらちゃんとある。
安心感を繰り返す。

どうしても嫌な日は尊重して持っていく。
沢山持ち歩く日はバックを持っていく作戦を実行。

1年は一進一退を繰り返しました。
出来る限り声をかけて、
こう坊に決めてもらう事を心掛けました。

妻ちゃんの判断と根気強さに感謝しかありません。

結果はどうなったか

自然にモノを持ち歩く必要がなくなり
外の世界へ興味がでています。
もちろん自宅では大切なものを沢山集めていますよ。

こう坊自身も不安を乗り越えて
新しいチャレンジを続けているんだと思います。
改めて褒めてあげたいなと思えます。

困っている方へ

個別性が高くそれぞれに解決策はあるはずですが
意思を尊重して向き合っていく事が
一番重要なのではないでしょうか。

根拠は全くないけどきっと大丈夫!
なんとかなる。
では今日はこの辺で。

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